α(必須)ア ミ ノ 酸
アルファ タンパク質を構成するアミノ酸
アミノ基ーNH2とカルボキシル基ーCOOHを分子内にもつ化合物の総称
植物にとっての善玉アミノ酸
・アルギニン、グルタミン、シトルニン、アスパラギン、オルニチン、ブロリン等
同 悪玉アミノ酸
・ヒスチジン、イソロイシン、メチニオン等
※ 細根、根毛はアミノ酸を取り込む (グルタミン酸、アルギン酸をよく吸収)
植物は、3大栄養素のひとつチッソ(N)を、アンモニアもしくは、硝酸イオンとして根から吸収され、体内で
自分のエネルギー(ATP)を使い必ずアンモニアを経由してアミノ酸に変えられる。
もし、アミノ酸を直接吸収した場合はその必要がなく、大変な省エネとなる。
このことは低温、日照不足等の不良環境下にて、収量・品質に大きく影響を与える。
ちなみに、動物の場合は植物に含まれているタンパク質を、消化酵素でアミノ酸に分解された後小腸で
吸収される。食事で摂取されたタンパク質が、消化吸収されるまで数時間かかるが、アミノ酸の形にて摂取
すれば分解の手間が省ける分早くエネルギーとして活用される
動植物に見いだされるアミノ酸は、80種類ある。その内、20種類(αアミノ酸)がタンパク質を構成している。
※ タンパク質を構成する主要アミノ酸 (赤字必須アミノ酸)
・アスパラギン(Asn) ・アスパラギン酸(Asp)・アラニン(Aia)・アルギニンArj)・イソロイシン(Ile)
・グリシン(Gly) ・グルタミン(Gln) ・グルタミン酸(Glu)・システイン(Cys)・セリン(Ser)
・チロシン(Tyr) ・トリプトファン(Trp)・スレオニン(Thr) ・バリン(Vrl)・ヒスチジン(His)
・フェニルアラニン(Phe)・プロリン(Pro) ・メチオニン(Met) ・リシン(Lys) ・ロイシン(Leu)
※ 人の体内にて合成不能なアミノ酸
・バリン ・ロイシン ・イソロイシン ・フェニルアラニン ・メチオニン
・トリプトファンスレ ・スレオニン ・リジン ・ヒスチジン ・アルギニ
アミノ酸の生理機能 (動物)
イソロイシン 肝臓、筋肉強化
バリン 同
ロイシン 同
アルギニン 強壮、筋肉正常化
ヒスチジン 白血球の生成促進
グルタミン 潰瘍治癒作用
スレオニン 脂肪肝抑制
オルニチン 筋肉増強
ブロリン 傷治癒促進
リジン 食欲増進、Ca吸収促進
メチオニン 解毒、抗腫瘍作用
アスパラギン 免疫強化、アンモニア代謝改善
アスパラギン酸 アンモニア除去、免疫強化
チロシン 抗ストレス作用
フェニルアラニン抗爵作用、鎮痛作用